エコ通信

2014.02.28 23:35

ECO通信 Vol.101 タンチョウも知ってる!使ってる!

雪原に舞う2羽のタンチョウ。
その優美な姿は昔から人の心を魅了してきました。

皆さんご存知と思いますが、タンチョウの説明を少し。
タンチョウは、北海道釧路湿原を中心に生息する鶴の仲間です。
最大の特徴は、頭に赤い部分があるところです。
北海道東部に広がる釧路湿原で1年を過ごしています。

広大な釧路湿原は野生動物にとても大切な環境です。
冬の11月から2月にかけては、一面雪と氷の世界です。
タンチョウは、冬の間、湿原を流れる雪裡川の中流およそ5キロにわたってねぐらにしています。
この雪裡川は、冬でも凍らないんです。
-20℃の日が続いても凍らないんです。
タンチョウは夜の間、水の中に入って眠るんです。
天敵から身を守るためと、水の中の方が暖かいということがある思います。

川の深さは20センチ、水の流れはゆるやか。

気温が-20℃になっても凍らないのは、山の裾野から1年中豊富な地下水が湧き出ているからです。
地下水の温度は地中熱の温度です。
地下200メートルまでの地中の熱エネルギーのことを地中熱とよびます。
皆さん、もう分かりますよね^^
そう、GEOパワーシステムが利用する地中熱と同じです。
GEOパワーシステムでは、-20℃の外気を一旦地中5メートルまで降ろし、温めてから室内に送り込みます。
その温めた空気で、お家まるごと温めるんです。

タンチョウは、地中熱で温められた地下水の流れで夜の暖をとっているんです。
更に、水温が高い川にはタンチョウの餌になるザリガニ、カワゲラ、カゲロウ等の蛋白源も豊富です。
自然の恵みをちゃんと見つけて、しっかり使って、快適な暮らしに役立たせている。

タンチョウのように私達もうまく自然エネルギーを活用し、快適な暮らしを実現したいものです。

まゆまゆ

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