エコ通信

2015.01.16 16:35

ECO通信 Vol.114 光熱費0円住宅 第4号邸 解説2

 今回は、壁の内部や屋根裏の空気の逃がし方について解説します。

これも写真を見て頂いたら分かると思いますが、外壁が欄間部分で途絶えます。

ですから、夏の日差しで熱くなった外壁表面の裏に伝わった熱は欄間の水切りから放出します。

勿論、雨水が入る事の無いように、昆虫などが侵入できないように通気ライナーも入れてます。

次の屋根ですが、ほぼ正方形の平面の寄棟なので、空気を抜くのに苦労しました。

ほぼ正方形という事は、棟が殆ど無い。 なので棟換気だけでは屋根全体の熱気を逃がせません。

そこで、頂部付近を2重の重ね屋根みたいにして、上下の重ね部分に隙間を設けました。

ここは雨水の侵入の可能性が大きいので、しっかり水返しも設けました。

隙間も壁とは違い大きいので、通気ライナーを別注で作成し昆虫の侵入を防止。

写真で屋根の頂上部分に少し重なっているのが見えるでしょう。

ここが、この家の屋根裏熱気の放出部分です。

次回は、太陽の輻射熱の利用と遮熱について解説しますので、楽しみに待っててください^^

     まゆまゆ

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