ECO通信 Vol.98 太陽熱利用を考える
2013年12月03日
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11月のECO通信をサボってしまってごめんなさい m(_ _)m
お陰様で、消費税アップの影響で、弊社も少々忙しい状態になっています。
今回は、人気の太陽光では無く、皆さんが体感で、よ~~く知っている太陽熱についてです。
太陽光発電のエネルギー効率が7~18%なのに対して、太陽熱利用は40~60%です。
太陽熱は太陽光の3倍以上の効率的なエネルギーなんです。
普及率は太陽光発電の余剰買取や固定買取制度の影響で大きく差がついています。
メーカーの開発意欲や宣伝にも補助金制度の影響で差があります。
新省エネ基準がエネルギーの使用量を尺度にすることなどを考えると、無視できません。
弊社でも遅ればせながら、これから太陽熱利用に取り組もうと思っています。
ECO通信 Vol.97 弊社の光熱費の自給率
2013年10月02日
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今年の5月に弊社ガレージ倉庫の屋根に新たに17.3kwの太陽光発電パネルを設置しました。
今回は、外国製(カナディアンソーラー)です(価格の問題で今回は国産ではありませんでした)。
このパネルが発電した電力は、全て関西電力が買い取ってくれます。
以前からある(平成11年に設置)サンヨー(現在はパナソニックに吸収された)製の4kwの太陽光発電パネルは余剰電力買取です。
両方合せて、弊社の光熱費のうち電力を補って・・・いやいや、賄ってくれています。
その発電能力を以下に記します。

 消費分  6月分  457kwh(¥18,678)
      7月分  547kwh(¥20,723)
      8月分  748kwh(¥23,817)
      9月分  626kwh(¥23,358)
  消費電力 合計 2378kwh(¥86,576)

 余剰買取 6月分  171kwh(¥8,208)
      7月分  124kwh(¥6,816)
      8月分  237kwh(¥11,376)
      9月分  133kwh(¥6,384)
  余剰電力 合計  665kwh(¥32,784)

 全量買取 6月分 1224kwh(¥51,408)
      7月分 1852kwh(¥77,784)
      8月分 2601kwh(¥109,242)
      9月分 1576kwh(¥66,192)
  発電電力 合計 7253kwh(¥304,626)

このデータから分かる事は、この4か月に消費した電力が2378kwhで、支出が¥86,576でした。
そして、販売した電力が7918kwhで、収入が¥337,410でした。
お金だけを見ると、支出¥86,576、収入¥337,410なので、差額=収益が¥250,834です。
これを月単位にすると・・・¥62,709/月が収益です。
原価もあるので、単純に利益だとは言えませんが、嬉しい^^
ECO通信 Vol.96 日本のエネルギー自給率
2013年08月16日
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暑い暑い!あああああああああああああつい!
今年のお盆は暑かったですねぇ・・・。
しかし、地中熱は先日19℃になったところ。
気温36℃の外気を取り込んで、19℃の地中5mに送ってから、室内に送り出す。
室内の環境・・・・・弊社の1階会議室はエアコンなしで29℃前後です。
外から入ると涼しいですよ^^

話がそれてる(^^;

左のグラフは、代表的な国のエネルギー源の自給率(2010年)を表わしたものです。
日本がどれだか分かりますか?
の本は自給率が低い、資源が乏しい国だと言われていますよね。

先ず27%あたりから・・・見てみましょう。
これは、ドイツです。
けっこうドイツって資源が有るんですね。

これより上は、日本じゃないでしょう・・・
トップの95%ってどこかな?
ちょっと考えると、分かりますよね。
答えは、中国です。
中国は、これからまだまだ経済成長する国ですから、この95%は将来は下がると思います。

次に63%を考えてみましょう。
選択肢をみると・・・アメリカです。
アメリカは石油などの資源が採れた国でした。
最近、シェールガスなる資源の採取に成功したので、将来は100%以上になり輸出国になるのでは?

さて、残りは4%と6%です。
答えは、日本が4%でフランスが6%です。
予想どおりでしたか?
フランスも資源が無かったんですね・・・だから原子力発電に力が入っているのか・・・。
日本も最近メタンハイドレートの採掘に成功したので、自給率が少しは上がるでしょう。
その上、再生可能エネルギーの有効的な利用を促進すれば・・・・・夢じゃない!

以上、乱暴なレポートでした。
ECO通信 Vol.95 OB宅訪問会での温度測定の結果です。
2013年07月01日
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熱くなりましたね^^
29日と30日のOB宅訪問会で、温度の測定などをしたので、ちょっと公開します。

29日 尼崎市内
    午前10時  午前11時
 外気  26.1℃    28.3℃
 1階  25.3℃    26.1℃
 2階  26.2℃    27.5℃
 3階  26.3℃    28.6℃

30日 宝塚市内
    午後1時   午後2時
 外気  32.4℃    31.3℃
 1階  29.0℃    28.5℃
 2階  30.3℃    30.3℃
 ロフト 30.3℃    30.3℃
 吹出し 24.8℃    25.0℃

でした。
写真は、OB宅とは関係なく、私的写真で、我が家の涼の元!
ダイソンの扇風機を買いました^^
そこで、新旧扇風機を並べてちょっと記念写真です!
最新式と40年選手ですよ。

PS:ダイソンは儲けますなぁ・・・これで5万は高過ぎですよ。
   買った方なら同意していただけると思いますが・・・^^;
ECO通信 Vol.94 我が家の屋根の温度!
2013年06月04日
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暑いですね~~。
今日は、かなり熱い!
そう言えば、我が家の屋根も遮熱塗料のガイナを塗ったんやった!
ちょっと、温度を測ってみよう!

という事で、赤外線温度測定器を持って、屋根に上りました。
靴下のままで、熱いけど、乗って居られました。

で、温度を測定。
先ずは、外気の温度(北面の日陰)が29℃(因みに地下5mは16℃)。
旧塗膜のままの水切り鉄板の表面温度が、62.2℃です。
ガイナを塗った屋根面の表面温度は、58・2℃...。

う~~~ん、4℃差か・・・・。
もう少し温度差が出ると思ったけど、期待し過ぎでしょうか?
また、暑い日に再度測定してみましょう。
ECO通信 Vol.93 遮熱塗料「ガイナ」を塗装しました。
2013年05月15日
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弊社のガレージ兼倉庫も屋根は、悪名高きスレート波板です。

何故に悪名高いか!

アスベスト混入の屋根仕上げ材だからです。

安くて、丈夫で、軽いが売り物の、過去の優良屋根仕上げ材です。

しかし、安い、丈夫、軽いの品質は、アスベスト混入によって実現していました。

弊社の屋根も、そろそろ40年程になります。

15年ほど前に、アスベスト飛散防止に塗装をしました。

そして、今回、この屋根に17kw程度の太陽光発電パネルを設置することに決まりました。

太陽光発電パネルは寿命が25年程度とされています。

そこで、屋根スレートの寿命を延命する必要がありました。

25年以上の延命に採用したのが、なんと!

弊社が薦めている遮熱塗料「ガイナ」の塗装です。

塗膜も厚く、強度も硬く、対向性も一般の塗装よりも長く20年以上です。

直接の太陽光はパネルで遮断されますが、発電時の反応熱の輻射熱も遮熱できます。

ここでは、吹付工法を採用しました。

白く、美しくなりました。

次は、太陽光発電パネルの設置です。
ECO通信 Vol.92 住宅のエネルギー消費(その1)
2013年04月04日
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資源エネルギー庁の省エネルギー対策課が実施した平成22年の調査結果です。
住宅で、最も多くのエネルギーを注ぎ込んでいるのは、給湯です。
普通の生活で、お湯を作るのに最もエネルギーを消費しています。
全体の32.4%が給湯。
次にエネルギーを食っているのが、厨房です。
台所関係で、全体の19.6%のエネルギー消費されています。
その次が暖房の18.9%
次のその他=家電のことで、19.4%
そして、照明が6.4%。
最後がエアコンの3.3%
エアコンは冷房と暖房の区別が無いので、半分づつぐらいと考えると・・・。
冷房に使用するエネルギーって1.7%程度ってっことになります。
では、何故、夏の節電でエアコンが取りざたされるか・・・。
その話は、ちょっと次回にしますね^^
このエネルギー分布を観ますと、エコ住宅に出来る事が見えてきます。
 1.給湯(+100℃位までのエネルギー)
   高性能給湯器に期待。 
   太陽熱給湯も良いが、配管が長くなる欠点もある。
   給湯配管を短く、しっかり保温するという地味な対策が効果的。
   配管を短くすると、水道水の消費も抑制できる。
 2.厨房(+1000℃位までエネルギー)
   高性能厨房機器に期待。
 3.暖房(+20℃位のエネルギー)
   高気密高断熱で温めた空気を逃がさないことが大事。
   熱損失の少ない換気が効果的。
   地中熱や太陽熱を活用する設計が有効。
 4.家電(電気エネルギー)
   省エネ家電に期待。
 5.照明(電気エネルギー)
   昼光を上手く取り入れ日中は照明不要の設計が有効。
   最近話題のLEDなどを採用。
 6.エアコン(電気エネルギー)
   遮熱性能を高めた設計が有効。
   何と言っても、風通しの良い設計が一番。
   熱損失の少ない換気が効果的。
   地中熱や太陽熱を活用する設計が有効。
バタバタっと書きましたが、建築に出来る事は案外、安上がりで、恒久的です。
設備と違って、建築は、対応年数が長いので、最初に頑張りたいですね。
エネルギー消費の少ない住宅が、今後の住みよい住宅と考えます。
ECO通信 Vol.91 エコ“ECO”の語源について
2013年03月06日
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案外、知ってそうで知らないものですよね。
普通「エコ」と言うと「環境にやさしい」とか、「省エネルギー」とか思っていますよね。
普段何気なく使っている「エコ」ですが、その語源から考えると、改めて解ってくることがあります。

語源 その1
 エコロジー“Ecology”
  直訳すると「生態学」です。
  一般的には「エコ」=「エコロジー」と思われています。
  生態学 → 生態学的見地 → 生態系に必要な環境 → 環境配慮 → 地球にやさしい
  少々無理がありますが、「地球にやさしい」にこじつけられたものです。
  素直に解釈すると「現在の生態系に良い環境を維持したい」と理解できます。
  地球にでは無く、現在の生態系(頂点に人類が居ます)にやさしい。

語源 その2
 エコノミー“Economy”
  直訳すると「経済」です。
  一般的には、エコノミスト「経済評論家」やエコノミークラスなどで馴染みがあります。
  最近では、安倍首相の経済政策をアベノミクスとよんだりしますよね。
  アベノミクスは、エコノミクス「経済学」と阿部首相を合体させた造語です。
  素直に解釈すると「経済的に成り立つ環境」と理解できます。

この二つの語源から考えると・・・
エコとは「人類を頂点とする現在の生態系を経済的に成り立つ範囲で維持すること」かな?

 地球が温暖化すると生きていけない → 温暖化防止 = エコ
 化石エネルギーを大量消費すると温暖化ガスが増える → 省エネ = エコ
 放射能が増えると生きていけない → 脱原発 = エコ
 大気・土壌・水質を汚染し過ぎると生きていけない → 公害防止 = エコ
 森林が大気・土壌・水質の浄化をしている → 森林再生 = エコ

何れにしても、生態系が狂わないように配慮する事がエコという事でしょう。
ECO通信 Vol.90 地球は「ひとつ」・・・実感です。
2013年02月05日
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昨夜のニュースで日本の九州に公害物質が浮遊しているとか・・・

中国の深刻な公害の影響だとか・・・

北京では、昼間でも車のヘッドライトを点灯しているとか・・・

きっと偏西風に乗って飛来したんでしょうとコメンテーターが述べていました。

空気だけではない様子で、河川も、排水路も結構な状態らしいです。

早く、中国にもこの世界はひとつしか無くて、全人類が共有していると自覚して欲しい。

ECOとは生態系的に良い環境を経済的に目指すことだと思っています。

中国のECOは、残念ながらまだ、自国の繁栄を国民の負担で遮二無二進む社会国家でしょう。

世界には多くの公害経験国があり、その結果、多くのECO技術が開発されています。

なんとか、世界第2位のGDPの中国がECOを目指して欲しいものです。

なんか、ブツブツECO通信になってしまいました。
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