ECO通信 Vol.68 武庫川の水質検査
2011年11月01日
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先日、本当に久し振りに大阪工大の学園祭に行って参りました。 そこで、応用化学研究部に立ち寄りました。 淀川等の水質検査をして分析したりしている…と言った内容。 で、ちょっと聞いてみると… なんと、武庫川も調査対象に入っていました!しかも甲武橋!! ちょっと、その内容を紹介します。 DO値=溶存酸素=水中に溶解している酸素の量 基本的にDO値が低いと河川が汚染されているらしいです。 前回よりも2011年の方が数値が下がっている… と言う事は、武庫川の水が昨年より汚染されている…事… 枯葉やビニール袋などを微生物が分解するのに溶存酸素を消費したと考えられるそうです。 COD値=化学的酸素要求量 この数値は、河川の被酸化性物質の量…??分かりません^^ 有機物の相対的な尺度…なんとなく分かったつもりになりましょう。 こちらの数値も前回までより2011年の方が上がった。 特に食品トレイなどのゴミに付着していた有機物がその主な原因かも…とレポートされてます。 大腸菌群数 定義を満たしていれば大腸菌以外でも大腸菌群に含む??分かりません^^; 大腸菌群の量は、ほぼ横ばいらしい。 しかし、生瀬橋より甲武橋の方が大腸菌群の量が少ない… これは、人工ばっきによる自浄作用の影響だそうです。 武庫川を、他の河川と比べてみますと… DO値が高く、淀川・大和川・寝屋川・猪名川などと比べて、きれいな河川。 COD値は、淀川・大和川・猪名川より高く、寝屋川と同レベル…有機物が多い?のかな? 大腸菌群数は、圧倒的に少ない(寝屋川が圧倒的に多い)……きれいなのかな? よく分かりませんが…多分、武庫川はきれい^^ |
ECO通信 Vol.67 新築から2年の「髭の渡し」様子
2011年09月15日
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早いもので、この祠を建てさせていただいて2年が経過しました。 弊社の創業者“山本博”の誕生日が完成日でした。 上の写真が新築当時の写真で、次が昨年(1年経過)で下が今年(2年経過)の写真です。 先ず屋根から 屋根は新築当時の銅の輝きを失い、渋みが出てきています。 少し鳥の糞(カラスですねぇ…)があちらこちらに…。 屋根の素材としての銅の性能は、2年位では全く語れません。 酸性雨で銅は…とか言われますが、10年以上経過しないと関係ないと思います。 次に破風板 新築当初の桧の美しい色は、さすがに1年も保てませんでした。 しかし、2年が経過しても1年経過時とさほど違いがありません。 桧は、ここから徐々に黒くなっていく筈です。 何年後に明らかに黒くなったと分かるようになるのか?私も興味があります。 漆喰壁 新築当時と比べると艶がなくなりました。 1年目と比べると、殆ど変化がありません。 少し蜘蛛の巣が増えた様子です。 腰板 桧の薄板を張っています。 新築当時は、何と言っても桧の艶と美しさがありましたが… 1年目では全体に色艶が落ちて裾の方が黒ずんできていました。 2年目になると、西面の風雨に曝されている部分と軒下になる部分に少し差が現れました。 扉もほぼ同じように境目が見えてきました。 裾の方の黒ずみも1年目よりハッキリと見えてきました。 桧は風雨に曝されたまま手入れをしなくても、2年程度では全く問題がありません。 建具 金物を真鍮製を選んだのですが、これも問題ありません。 賽銭箱 ステンレス製で、全く問題なく立っていますが、実は一度賽銭泥棒に会っています。 盗まれはしませんでしたが、鍵の仕掛けを破壊されました。 でも、破壊しても、賽銭は盗めない仕組みになっています。 4年目もまたレポートしようと思います。 |
ECO通信 Vol.66 久々に弊社社屋の温度測定グラフです
2011年09月09日
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上から“平成20年→21年→22年→23年(今年)”の順に並べました。 午前7時頃と午後3時頃の一日2回測定した平均温度をグラフにしています。 まず、このグラフ4枚を見比べて寒い冬は平成20年の年始と今年の年始でした。 特に今年の2月は寒かったというデータです。 GEOの蓄熱層(栗石)を見てみると、20年から22年までは同じぐらいです。 GEOパワーシステムが温度変化を和らげています。 しかし、今年の2月は、その蓄熱層も冷えていますネェ・・・。 1F室内の温度を見ると、1Fの補助蓄熱熱源(エルサーマット)が作動している間は、1F室内の温度が最も高くなっています。 これはエルサーマットの輻射熱が2Fには影響しない事を意味しています。 吹抜けなどがあれば、2Fにも輻射熱が届くと思います。 エルサーマットを止めると2Fのエアコンを動かすまでは、2F室内の温度が最も高くなっています。 エアコンの力はさすがです。 特に今年は少しエアコンに頑張ってもらったら、GEOの蓄熱層と2Fの室内温度が同じぐらいになっています。 かなり快適でした。 エアコンを止めると再び、2F室内が最も高い温度になり、2F室温が地中熱よりも下がるとエアコン再稼働しています。 これで、結構快適な事務室です。 夏は、20年と22年が暑かったとデータは示しています。 今年の夏は、どちらかと言うと涼しかった????とデータは示しています。 ほんまかいな(?_?) 夏から冬に向かう(秋ですね^^)頃に、地中熱は毎年19℃になっています。 地中熱が19℃のまま、11月まで続きます。 冬から夏に向かう(春ですよね^^)頃は、逆に地中熱は14℃になっています。 この地中熱と外気のズレもGEOパワーシステムにとって大事な要素です。 暫くエコ通信をサボっていたので、一気に書きました。 |
ECO通信 Vol.65 デミオ・・・買いました^^ヾ
2011年08月22日
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6月に欲しいなぁ・・・なんて書いた、あのデミオ! 母のデミオを買い換えました^^ ハイブリッド車のような加速時のトルクはありませんが、素直なガソリンエンジンです。 アイドリングストップの後の発進時にショックがちょっとあります。 ハイブリッド車だと先にモーターの力で転がり始めてからエンジンスタートですが、デミオは全く止まった状態からのスタートなので仕方ないかと思います。 でも、スターターが最初に故障しそうな感じがしです。 リッター30キロ・・・とは流石に街中のチョイ乗りではいきません。 先日乗った時には12キロ位になっていました。 私が乗ってみると、12キロから伸びていましたので、運転の馴れやアクセルの踏み具合いでもっと伸びるでしょう。 ガソリンエンジンとしては普通に走れて、結構快適! 価格を考えると安いと思います。 建築と関係ないけど・・・エコな話なのでこちらに書きました。 マツダの宣伝ではありませんよ^^ |
ECO通信 Vol.64 ジオ(GEO)パワーシステムの基礎
2011年07月16日
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暑いですね(^^; まだ、7月なのにこの暑さ・・・8月が怖い・・・ 本題に入ります。 暑い夏の真っ盛りなので、先ずは冬の話からいきましょう。 上の写真が今年の1月の気温と地中5mの温度です。 気温が -2℃ でも地中5mの温度は 16℃ です。 その温度差 18℃ です。 ジオ(GEO)パワーシステムでは、この温度差を利用して冬の室内を換気しながら少し温めます。 分かり易いでしょう^^ 下の写真が本日の気温と地中5mの温度です。 気温が 34℃ でも地中5mの温度は 16℃ です。 その温度差 18℃ です。 ジオ(GEO)パワーシステムでは、この温度差を利用して夏の室内を換気しながら少し涼しくします。 更に基礎のお勉強を続けます。 以下は弊社の敷地での測定結果です。 地中5mの温度は、1月が16℃で、2月は15℃、3月になると14℃に下がり5月末頃まで14℃です。 そして、6月に再び15℃に上がり、7月が16℃、8月には17℃になり、9月は18℃です。 10月には19℃まで上がり11月末頃まで19℃が続きます。 12月になると再び下がり始めて18℃、12月末には17℃に下がります。 これは、何故でしょう? 地中5mの温度は、実は太陽熱の影響を受けています。 太陽が地表を熱した温度が地中を伝わる為に温度が変化します。 6月の夏至の頃の太陽熱が大地に伝わり地中5mまで伝わるのに、約4か月かかります。 同じように、12月の冬至の頃の大地の放熱が地中5mまで影響するのに、約4か月です。 もうちょっと続けます。 季節が暑い夏に向かっていく5月頃には地中5mの温度は14℃と低い。 季節が寒い冬に向かっていく10月頃には地中5mの温度は19℃と高い。 ジオ(GEO)パワーシステムが地中5mのエネルギーを使っている理由の一つです。 因みに、地中10mになると、1年中16℃で完全に安定してしまいます。 |
ECO通信 Vol.63 更なる省エネ技術への挑戦!
2011年06月23日
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今度の新型デミオは純血のガソリンエンジン、なのに30㎞/?なのは知ってますか? ハイブリッドを除いて、軽自動車ですら実現できなかった燃費です。 これまでに、バルブを増やし、燃料を希薄にし、ターボなどの過給機に軽量化などなど… 懸命になって伸ばしてきた燃費。 内燃機関は成熟していて、もうここらが限界かと思ってました。 だからハイブリッド。 だから電気自動車。 しかし、マツダはやりました! 基本的なところに改善の余地を見つけたのです。 シリンダーの形状を変えることでエネルギーを逃さず受け止め、燃費が伸びる。 この発見は、おそらく、全ての内燃機関に通用する技術でしょう。 マツダのスカイアクティブ! ガソリンエンジンの寿命を延ばす技術。 この技術は凄い! デミオが欲しいなぁ…なんて思っています。 http://www.mazda.co.jp/philosophy/skyactiv/ |
ECO通信 Vol.62「快適住まいる塾」2日目
2011年06月03日
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先日29日に開催いたしました、 「快適住まいる塾」ですが大雨の中みなさんご参加いただき まことにありがとうございました。m(_ _)m なかなか盛り上がりまして、予定時間を大幅にオーバーしてしまい誠に申し訳ありません。 今回は以前GEOを導入して頂き住んでおられるI様邸で 座談会形式でみなさんでワイワイとお話ししました。 みなさん研究熱心で、体感+実感(ん?同じ事かな??)して頂き少しは解って頂けたかと思います。 次回第3回は6月26日ですので、またご報告しますね~ ではでは。 by 棟梁 |
ECO通信 Vol.61 平成23年度文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞
2011年05月13日
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弊社が自然エネルギーとして積極的に導入している地中熱利用の「ジオ(GEO)パワーシステム」の開発者、橋本東光がこのほど、今年度の文部科学大臣表彰・科学技術賞を受賞しました。 文部科学省では毎年、我が国の科学技術の水準の向上に資するために、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた個人・グループについて表彰を行っており、このたび平成23年度の受賞が決定しました。 【受賞者】 橋本 東光(はしもと とうこう) 【年齢】 67歳 【功績】 「地熱利用空調システムの開発」 【業績】 地球温暖化対策として建物内の冷暖房エネルギーの削減が求められる中で、従来の地熱を利用した技術では、地下50~100mの地熱を利用する、又は地下1~5mに塩ビパイプを総延長約100m埋設するシステムが主流であり、設置費用が高く、維持管理が困難なため、地熱を利用した空調システムの一般住宅への普及が進んでいないことが課題であった。 本開発は、年間を通じて15~18℃と安定している地下5mに熱交換パイプを埋設し、併せて断熱材で囲んだ床下のグリ石層の蓄熱効果を利用することにより、建物内の冷暖房エネルギーを大幅に低減するとともに換気・空気清浄機能を有する低コストの24時間冷暖房システムである。 本開発により、省エネに資する地熱利用空調システムの一般住宅への導入が図られるとともに、建物内の冷暖房エネルギーを5割程度削減することが可能となった。 本成果は、冷暖房エネルギーの低減による大幅なCO2削減を実現し、地球温暖化防止に貢献するとともに、自然エネルギーである地熱の利用による人体及び環境への負荷の少ない居住環境に寄与している。 ▼文部科学省:平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1304367.htm |
ECO通信 Vol.60 “快適住まいる塾”を始めます
2011年04月16日
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改めて「快適な住まい」を考える会として、新たに住まいを…と考えている方と一緒に考える“快適住まい塾”を始めてみることにしました。 第1回目を4月24日(日曜日)の午前10時30分~90分間、開催します。 場祖は伊丹市シティホテルの2階葵の間です。 詳細は、このホームページのイベント情報をご覧になってください。 関心のある方は、必ず電話かFAXで参加希望の連絡をください。 又は、このホームページの「お問い合わせ」から□その他にレ点を入れて、お問い合わせ内容に“快適住まいる塾”と書いて送信してくださっても結構です。 楽しく、快適な住まいについて語り合い、考える会にしようと思っていますので、気軽に参加してください。 |
夏日がいまだに続く…
本題に戻ります。
先日、WBSで空気自動車の話題が出てました。
原理は…私の理解ですので間違っていたらごめんなさい…。
エネルギーを加えて空気を圧縮する装置のことをコンプレッサーと呼びます。
コンプレッサーを回し、空気を圧縮・開放して熱エネルギーを取り出す装置をヒートポンプと呼びます。
ヒートポンプは、言わずと知れたエコの代表技術で、エアコンにエコキュートが有名です。
そのヒートポンプの逆をするようです。
圧縮空気をコンプレッサーに送り込むと、コンプレッサーが逆回転して、回転エネルギーを生む。
そのエネルギーで自動車を走らせると言うものと思います。
圧縮空気が開放されるだけで、燃焼系が無い!
空気が排気されるだけ…!凄い!!
その空気自動車で豊田自動織機が129.2㎞/hを達成したそうです。
世界記録だそうです。
ピートポンプで世界一の技術を持つ日本だから当たり前かもしれませんが…凄い!
エンジンは、同社のカーエアコン用のコンプレッサーの転用なんだって…凄い!
これは、インフラを考えるとEVより簡単かもですね。