ECO通信 Vol.13 『断熱性能の比較』
2008年11月20日
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 一気に寒いですね!
 今朝の外気温、なななんと!4℃!!!
 さすがに今日は、エアコン補強します(昨日までは、頑張ってたのよ)。
 

『断熱性能の比較』

 断熱性能を比較する為の表示に「K値」「R値」「λ」などが使われています。
 日本では「λ」が一般的だとお思います。
 左の表は代表的な公表値から抜粋したものです。
 メーカーの発表している数値とは違って、一般的にこのレベルと思って比べてください。
 メーカーさんは、各々実験などで特殊な加工などや混合によって、よりすぐれた物を製作しています。
 表の見方は、分かると思いますが、解説します。
 上が熱伝導率「λ」が良い物(熱が伝わり易い物)で代表に鉄を挙げました。
 それからガラス・木材の熱伝導率を見てもらって、それ以下が、断熱材の熱伝導率の比較になります。
 下に行くほど断熱性能が良い断熱材ということです。
ECO通信 Vol.12 弊社事務所の断熱・遮熱仕様と気密性について⑤
2008年11月17日
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弊社のGEOパワーシステムによる室内の温度測定結果のグラフです

 毎週月曜(休み明け)のAM7:00とPM15:00頃の測定データを平均したグラフです。
 中間期が終わって、再びGEOパワーシステムの効果が現れる冬がやってきます。
 外気の温度変化(特に低温変化)に対して、室内温度の安定(滑らかな温度変化)していることが分かっていただけると思います。
 

弊社事務所のリフォーム後の断熱・遮熱仕様と気密性について⑤

 今回は、ガラスの話でしたよね・・・そうそう、間違いない。

□LOW-E複層ガラス(旭硝子:サンバランス グリーン)を用途・方位に関係なく使用

 ※サンバランス グリーンは太陽光の輻射熱を遮熱することで、室内を涼しく保ち冷房
  効果優先タイプのガラスですので、北面や建物内の仕切り面にはあまり効果がなか
  った。

 弊社の事務所は、どうにも費用が・・・もう暫く我慢して、このミスに耐えて仕事をしていくつもりです。
 お客様の住宅には、冷房重視と暖房重視の使い分けを生活スタイルに合わせて提案していますので、ご安心を!


 タイトル「弊社事務所のリフォーム後の断熱・遮熱仕様と気密性について」シリーズは終わりにします。
 以後はそれぞれ相応しいタイトルを毎回つけて情報を提供しますので、読んでください。
 次回は、『断熱性能の比較』を計画しています。
自然に心地よい。わたしに心地良い。
2008年11月17日
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先日11月12日~13日
弊社・社長、工事部長、営業主任の3名でイオンレイクタウンに研修と視察に行ってまいりました。
(Yondeみて!?参照)
イオンレイクタウンは、人と自然に「心地よい」を
コンセプトに開発された、日本最大のエコ・ショッピングセンターです。
湖のほとりに広がる、緑豊かな22万4000㎡もの敷地。
そこに生まれる、
kazemori
という個性の異なる2つの街からなり、国内トップクラスのエコへの取り組みやエコ情報の発信を始め、
ウォーカブル(歩きやすい)
ユニバーサル(誰にでも優しい)
コミュニティ(憩いの場になる)というキーワードを
もとに、人と自然に「心地いい」空間とサービスを提供することをコンセプトとしています。

その、エコへの取り組みの一環にGEOパワーシステムが導入され、今回の視察に至りました。
「心地いい」を今後もイオングループともども、GEO
パワーシステム会並びに弊社、山本工務店は「エコ」を考えながら取組んで参ります。
ECO通信 Vol.11 CASBEE(キャスビー)って知ってますか?
2008年11月08日
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CASBEE(キャスビー)って知ってますか?

 CASBEEといった文字を見かけたことがありませんか?
 最近、少しづつ建築雑誌などで目にする機会が増えてきていると思いますが、これっていったい何?・・・。
 これは、建築物総合環境性能評価システムのことで、2001年に国土交通省が主導し、(財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)内に設置されています。
 地球環境・周辺環境への配慮度、ランニングコスト、利用者の快適度などを客観的に評価するために利用されています。
 近年では、社会的責任が要求され、工場や社屋などで環境負荷を低減し、高評価を目指す企業が増加しています。
 総合評価は、5段階で格付け評価され、A以上をサスティナブル建築(持続可能性のある建築)としています。
  「S」素晴らしい
  「A」大変良い
  「B+」良い
  「B-」やや劣る
  「C」劣る
 因みに、愛地球博の瀬戸日本館【GEOパワーシステム採用】と長久手日本館【S.O.D リキッド採用】の両会場も評価を受けており、両会場ともに「S」です。
 尚、このようなシステムはイギリス・カナダ・アメリカでは既に実用化されています。
ECO通信 Vol.10 弊社事務所の断熱・遮熱仕様と気密性について④
2008年11月06日
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弊社事務所のリフォーム後の断熱・遮熱仕様と気密性について④

 今回は栗石築熱層の失敗について書きます。

□GEO配管(メッシュ)と床吹き出し位置の距離
 ※弊社では近すぎて、築熱効果が得られない吹き出し口が出来てしまいました。
 現在は、該当する吹き出し口に紙で蓋をして、出にくくして、遠い吹き出し口まで風を送って、築熱効果
 を得られるようにしています。

□栗石築熱層の容積不足
 ※換気容積に対して、築熱層の容積が少なく、築熱量が不足して、蓄熱や室内の温度や湿度の安定
   性が悪い。
 今さら容積を増やすことが出来ないので、諦めましたが、以後の本設計では充分な容積を設けていま
 す。

□栗石築熱層に使用した栗石が小さすぎた
 ※表面積は多くなるが、小さい為隙間が少なく通風抵抗が大きくなり、ファンに負荷がかかるし、築熱
   層全体に空気が行き渡らない。
 ※小さい栗石で、表面に砕砂が付着していたので水洗いに手間と費用がかけたために、初年度の梅
   雨から夏にかけて高湿度になって、観葉植物にキノコがはえた。
 栗石はそのままですが、2年目になると、徐々に栗石が持っていた水分が抜けて湿度はましになりまし
 た。
 以後の設計では大きな栗石を使用して、水洗いはしていません。
 大栗石を使うことによって、空気が築熱層の隅々まで行き渡るようになり、蓄熱効果が更によくなって
 いる。

 写真は、弊社の失敗以後の大栗石を使用したものです。
 次回は、窓ガラスの失敗談を書きます・・・失敗だらけで、ちょっと恥ずかしいですが、この失敗が技術の基です!はい。
ECO通信 Vol.9 弊社事務所の断熱・遮熱仕様と気密性について③
2008年10月30日
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弊社事務所のリフォーム後の断熱・遮熱仕様と気密性について③

 今回は外壁の失敗談と技術的なことを、噛み砕きながら説明してみますので、ちょっと頑張って読んでみてください。

□機密性に対する甘い考え・・・断熱性能重視は間違い
 ※外壁の仕上は既存のモルタル刷毛引きの上に複層吹付けに微弾性トップ塗装した。
 ※外壁の室内側は既存木毛板にポリスチレンフォーム(断熱板)50ミリを切って胴縁間に貼り込みました。
 ※断熱板を凹凸のある木毛板に直接点接着しました。
 ※断熱板の突合せ部分も手間を惜しんで、テープを貼りませんでした。

□問題点・・・機密性が甘くなっていた
 ※外壁仕上の微弾性塗膜で機密性を保てると考えたが、それだけではダメでした。
 ※木毛板と断熱板の隙間から木毛板内の空間に空気が逃げてしまう(煙調査)。
 ※鉄骨の隙間などから空気が少し出入する(煙調査)。

□問題点の解決方法・・・機密性能を少しでも向上させる
 ※冬に冷気が侵入してくる部分を調査して、ウレタンスプレーで閉鎖する。
 ※鉄骨取り合い部分で隙間風の入る部分に断熱板を貼り増しして、ウレタンスプレーで閉鎖する。

 以上が外壁関係の失敗談です。とっても手間と費用が掛かってしまいました。
 次回④は栗石築熱層の失敗について書きますので、また読んでください。
 それと、これらの失敗・教訓に従って、今の弊社の高気密工断熱工法に至っていますので、ご安心ください。
ECO通信 Vol.8 弊社事務所の断熱・遮熱仕様と気密性について②
2008年10月21日
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弊社のGEOパワーシステムによる室内の温度測定結果のグラフです
 毎週月曜日のAM7:00とPM15:00頃の測定データを平均したグラフです。
 今回は地熱(黄色の線)に注目!外気と気温の波がずれているのが分かりますか?気温が下がっていく今、最高温に達しています。


弊社事務所のリフォーム後の断熱・遮熱仕様と気密性について②
 今回は屋根・天井の失敗談と技術的な話を、噛み砕きながら説明してみますので、ちょっと頑張って読んでみてください。

□最初の甘い考え・・・断熱材の性能とコストだけを優先した
 ※屋上防水はそのままで、天井裏の断熱だけ(いわゆる、充填断熱【内断熱】)を施工しました。
 ※現場発泡ウレタンを止めて、コストの面でポリスチレンフォーム貼りにしました。
 ※板状のポリスチレンフォーム(断熱板)を切って、母屋の間に貼り込みました。
 ※断熱板を凹凸のあるデッキに直接貼り込みました。
 ※母屋はC形鋼なので、25ミリ+50ミリ+25ミリと重ね貼りしました。
 ※ここで、手間を惜しんで全面接着せずに点接着した。
 ※母屋との隙間を可能な限り突きつけて貼りました。
 ※断熱板の突合せ部分も手間を惜しんで、テープを貼りませんでした。


□問題点・・・蓄熱、対流、伝導、輻射など全てが中途半端になった
 ※デッキの凹部分(約半分)に連続した空間層が出来て、蓄熱・放熱する。
 ※断熱板を点接着したので、少し反ったりして空気層ができ、伝導する。
 ※断熱板の突合せ部分の隙間から、熱が侵入・放出する。
 ※断熱板と母屋の隙間から、熱が侵入・放熱する。
 ※母屋が鉄なのに断熱材で包んでいない為、屋根の熱を直接伝導する。
 ※断熱効果が弱く、気密性も悪い天井裏になっていました。


□問題点の解決方法・・・外断熱、遮熱を採用して断熱効果を高め、気密性は諦める
 ※硬質ウレタンフォーム50ミリ敷き込みの断熱シート防水工法に再施工。
 ※防水シート表面に遮熱処理を施してあるシートを採用。

 以上が屋根関係の失敗談です。次回③は外壁の失敗について書きますので、また読んでください。遮熱や断熱材の性能については、もっと後半に書きます。
ECO通信 Vol.7 弊社事務所の断熱・遮熱仕様と気密性について①
2008年10月15日
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弊社のGEOパワーシステムによる室内の温度測定結果のグラフです

 毎週月曜日のAM7:00とPM15:00頃の測定データを平均したグラフです。
 今年は、10月になって順調に気温が下がって、秋に向かっていますね。弊社の事務室はエアコンはもちろん止めた状態で、快適に仕事ができる環境です。


弊社事務所のリフォーム後の断熱・遮熱仕様と気密性について①

 弊社事務所での失敗談も含めて、少し技術的な話を、噛み砕きながら説明してみますので、ちょっと頑張って読んでみてください。

□屋上:遮熱仕上のシート防水(断熱仕様)
 ※シート防水で表面が遮熱性能を有している材料を使用して防水。
 ※防水シートの下に硬質ウレタンフォーム厚み50ミリを敷いて断熱。

□天井裏:屋根デッキプレート面に断熱
 ※母屋C鋼間のデッキプレート面にポリスチレンフォームを100ミリに重ね貼り。

□外壁面:外壁下地(木毛板)面に断熱
 ※縦胴縁間の木毛板面にポリスチレンフォーム厚み50ミリを貼り付け。
 ※1F工場面は縦胴縁間のラス地にポリエチレンフォーム厚み50ミリ貼り付け。

□2F床:OAフロアーにタイルカーペット仕上
 ※鋼製OAフロアーにタイルカーペットを貼り付け。
 ※床下で1Fが工場部分は、天井裏断熱と同仕様。

□1F床:塩ビシート直張り
 ※土間のコンクリートに直接塩ビシートを貼り付け。

□開口部:アルミ/樹脂サッシ+ LOW-Eガラス
 ※外部がアルミで耐候性は従来と変わらず、室内は樹脂(プラスチックと思ってください) で断熱性能を確保し結露防止。
 ※LOW-Eガラス(低放射複層ガラス)の空気層12ミリで、日射侵入率を抑える。

□その他:南面外壁の一部:ガルバリューム鋼板
 ※黒色の鋼板で冬の日射による熱を壁内から室内に取り込む。

 以上が仕様です。この続きは、次回②(失敗特集)で書きますので、また読みにきて下さい。・・・えっ!いつかって?・・・1ヶ月以内、1週間以上先・・・かな。
ECO通信 Vol.6 バイオエタノールE3を試験使用を開始しました
2008年10月04日
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バイオエタノールE3を試験使用を開始しました

 大阪府の「エコ燃料実用化地域システム実証事業」の協力車両に応募しようかな?という事で、弊社営業車R2で試験使用します。

 この事業は、食料になる農産物からではなく、建設廃木材からバイオエタノールを生成しています。

 まずは、営業車R2で臭い・馬力・トルク・エンストなどなど、問題はないか?チェックしてみます。

 「Yonde みて!?」にも記事を出してます。読んでみて!



弊社の周囲および侵入通路の雑草除去しました

 土曜日で、天気も良いので、工事部総出で雑草除去をしました。

 敷地の西側の工業用水敷地に生えている雑草を抜いて、通路を美しくしましょう!これで、来年の春まで大丈夫のはずです。

 それから、武庫川の堤防からの進入路周囲の雑草も刈り取りして、堤防の道路に合流する時の見通しを良くして、安全確認をし易くしましょう。

 ここは市が草刈をした時にススキが少し生えているので、残したのでしょう。私達も注意してススキを残すように作業しました。

 これで、進入路もスッキリ!安全確認も容易になって、ススキも保存できました。

 ・・・この刈った雑草も・・・バイオエタノールにできたらなぁ・・・と言いながら、2時間ほど、頑張りました!

 工事部の皆さん、ご苦労様でした!
ECO通信 Vol.5 温度測定のグラフ(秋のデータ)
2008年10月01日
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弊社のGEOパワーシステムによる室内の温度測定結果のグラフです
 毎週月曜日の測定データによるグラフです。
 もうすぐ10月。一気に涼しくなりましたね・・・涼し過ぎかな・・・でも、GEOシステムによる換気では、室内はそこそこの暖かさです。
 GEOパイプと蓄熱層が、外気の急激な変化に対して、緩やかね変化に抑えてくれているおかげです。
 弊社では9月18日でエアコンを止めています。先週までは少し我慢が必要でしたが、今週は外が寒いので、事務室は快適です。
 このまま秋・・・なんてことは無いでしょう・・・もう一度、暑い日々が来て、それから秋でしょう
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